1960年代初頭、当時は精神薄弱と称されていた知的障がいの子を持つ母親たちが、社会的差別を受けている我が子の福祉施策の整備・充実を求め、その地で勇気ある行動を起こし、その動きは燎原の火の如く瞬く間に県内一円に拡がり、1962年に県組織が発足しました。
1985年の総会時、財政面での脆弱性が取り上げられ、力強い団体とするため法人化・基金造成案が議決され、「手をつなぐ親の会1億円基金活動」が始まりました。各地区・各育成会では会員並びに各種団体・機関に御支援・御強力を求め、2002年10月、長野県から「社会福祉法人長野県知的障害者育成会」が認可されました。
2010年3月、事業体と運動体とは、その体質が全く異なるとの県の指摘を受け、旧来の運動体を「長野県手をつなぐ育成会」として分離し、当法人は飯田市、松本市及び小諸市にある多機能型事業所を経営・形成する体制となりました。
基本理念として「誰もが笑顔で輝く共生社会の創造に貢献します。」を掲げ、障害のある人にとって暮らしやすい地域社会・共生社会となるよう努力しております。法の精神を尊重し、障害者の人権を守り、合理的配慮を主体的に講じ、意思表明の難しい利用者の意思決定を丁寧に支援するとともに、障害者の親が深くかかわる事業者として、日頃の活動を総合的に点検し、利用者の気持ちに寄り添った、より細やかで質の高いサービスを提供できるよう体制づくりに努めています。
また、長野県における知的障害者の福利厚生を増進するため、長野県手をつなぐ育成会とともに、様々な事業を推進します。
皆様の日頃の御支援に感謝し、ご挨拶に代えさせていただきます。
理事長 中 村 彰